「メモリー優等生」韓国、車載用半導体は落第点
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.05.07 10:26
韓国の車載用半導体技術の競争力は先進国に比べ60%水準という専門家らの評価があった。特に年初から始まった車載用半導体不足は今月が最も深刻になる見込みで、政府が対策を急がれるという指摘が出ている。
全国経済人連合会(全経連)は韓国半導体ディスプレー技術学会と共同で、国内半導体産業競争力診断アンケート調査を実施したと6日、明らかにした。アンケート調査に応じた半導体専門家100人は、各分野の最高先導国のレベルを100点として韓国の半導体技術の競争力を評価した。
その結果、車載用半導体設計部門は59点と、システム半導体分野のうち点数が最も低かった。車載用半導体分野の専門人材需給現況に対する評価は55点にとどまった。情報通信用システム半導体(非メモリー)も工程(81点)とアプリケーションプロセッサ(AP)ファウンドリー工程を除いてすべて80点を下回った。人工知能(AI)半導体と半導体生態系分野もすべて70点未満だった。これは国内メモリー半導体分野が設計・工程ですべて90点以上を受けたのと比較される。