「このままででは自動車工場が止まる」…韓国政府、台湾に行き「半導体SOS」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.03.24 07:59
車載半導体の供給不足で世界の自動車業界が緊張する中、韓国政府関係者が台湾を訪れて半導体供給に向けた協力を要請したことが確認された。中国が「ひとつの中国」の方針に固守する状況で国交を断絶した台湾を韓国政府関係者が直接訪問したのはそれだけ韓国の自動車業界の半導体調達が厳しい状況と分析される。現在車載半導体1~3位の企業がいずれも生産に支障が出ており、日産やフォルクスワーゲンなどはすでに一部工場の稼動を中断した状況だ。
◇韓国政府関係者、台湾訪問し半導体要請
23日の自動車業界によると、韓国政府関係者は今月初めに台湾を訪問し、台湾の王美華経済部長をはじめとする現地政府・財界関係者と会い車載半導体調達協議をした。韓国政府関係者は「サムスンをはじめとする韓国内の半導体施設では短期間に車載半導体需要に合わせることはできない。台湾の半導体委託生産企業であるTSMCやUMCなどの助けが必要だ」と要請した。台湾経済部は「さまざまな国から車載半導体と関連した要請を受けている。最大限協力する案を模索する」と答えたという。これと関連し産業通商資源部関係者は「台湾と車載半導体をめぐり緊密な協力を継続している」と答えた。