韓経:「これほどの輸出大乱は初めて」…船舶もないのに果てなく押し寄せる貨物
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.05.03 10:34
先月30日、釜山(プサン)駅から自動車で50分の距離にある釜山新港第4埠頭(HPNT)ターミナル。高さ40メートルの巨大なガントリークレーン12基が停泊中の船舶に休む暇もなくコンテナを載せていた。コンテナが幾重にも積まれているヤードでは空いたスペースを見つけるのが難しかった。釜山新港ヤードでコンテナを垂直に積み上げられる最大の高さは6段だ。新型コロナウイルス流行前は3段まで積み上げていたが今年に入りコンテナが6段目までびっしりと積み上げられた状態が数カ月にわたり続いている。
新型コロナウイルスの余波にともなう「第2次海運貨物大乱」が本格化し、韓国最大の貿易港である釜山港で深刻な物流停滞現象が起きている。港湾関係者は「釜山港のコンテナ受け入れ能力が飽和状態を超えまひ直前の状況」と話した。船舶が不足する状況で貨物が集まり、船積みの遅れ→入港支障→埠頭の生産性下落→船舶の回転率急落とつながり貨物大乱を拡大する悪循環が起きているという説明だ。