【社説】大統領の「ワクチン約束」さえ今は信じられない=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.04.23 11:53
韓国政府が昨年、新型肺炎ワクチン戦略の最初のボタンを留め間違えたせいでワクチン政策がますますこじれ、迷路に閉じ込められた局面だ。これを突破するために不十分な対策を打ち出しているが、解決はどころか慌てている様子だ。国民は混乱し、不安を感じている。信頼墜落でもう大統領のワクチン関連の発言さえ信じ難くなった。
文在寅大統領は一昨日、呉世勲(オ・セフン)ソウル市長と朴亨ジュン(パク・ヒョンジュン)釜山(プサン)市長を招いた青瓦台(チョンワデ、大統領府)午餐会で「ワクチンの需給に対する不安より接種速度を上げないのがさらに問題」と話した。まるでワクチンを充分に積み上げているのに医療界が現場で接種を迅速に進めていないという叱責のように聞こえる。だが、これは実状とかけ離れている発言だ。