韓国国立外交院長の「米国の前で韓国はガスライティング状態」主張が論議に
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.03.31 06:45
キム・ジュンヒョン国立外交院長が30日公開した著書『永遠の同盟という力説:新しく読む韓米関係史』で韓米同盟を「ガスライティング」に比喩した。キム院長は著書で韓米同盟について説明しながら「自国の国益を優先視する米国の態度の前で主権国ならば当然取るべき対応が取れない韓国の慣性を一方的な韓米関係からもたらされた『ガスライティング(gaslighting)』状態」と書いた。ガスライティングとは、恋愛関係のデート暴力に関連した用語で、相手をまともな判断をできないように飼い慣らし、心理的に支配して圧迫する行為を意味する。
また、キム院長は「韓国は長い間、不均衡な韓米関係を維持することに努めてきたため、合理的判断をする力を失い、それに対する問題意識さえ薄れている」とし「韓米同盟を弱化させると見なされる発言と行為は猛烈に攻撃を受け、『赤』と『北朝鮮寄り』というレッテルがつけられる」と指摘した。また「このような『同盟中毒』を克服して相互的関係を回復することだけが健全な韓米関係を作る道」と主張した。