【社説】韓国大企業64%が採用計画すら立てられずにいるあきれた現実
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.03.08 11:18
韓国経済研究院が昨日発表した「今年上半期新規採用計画」は韓国経済がなぜこのような現実に直面したのかため息をつかせる。これによると、売上額500大企業の中で63.6%は大卒新規職員を選ぶ計画がなかったり、採用計画をたてたりすることができずにいると答えた。
現政権の雇用惨事は今更驚くことではない。2017年5月から押しつけた「所得主導成長」政策から昨年制定した「企業規制3法」、今年に入って推進している「協力利益共有制」のような反企業的・反市場的政策が相次ぎ出現し、火を見るように予告されたことだった。急激な技術変化に合わせて古い規制を整備して手入れしても企業の生存を保障することができないが、企業の手足を縛って経営権を固く締めつける規制があふれる現実でどの企業が人材を増やすことができるだろうか。弱り目にたたり目で、コロナ禍が重なり企業の雇用余力はさらに弱くなった。