「ただ休んでいる」237万人最大…文大統領「韓国経済、通貨危機以降最悪」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.04.20 07:19
「通貨危機以降最悪の経済危機状況」。新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)で直撃弾を受けた経済状況に対する文在寅(ムン・ジェイン)大統領の診断だ。実際、働く能力はあるが具体的な理由もなく「休んでいる」を選んだ人口は先月237万人で過去最多だった。特に、20代の「休んでいる」人口は初めて40万人を超えた。就職はしたが、疾病や休業などで働くことができなかった一時休職者も先月160万7000人で統計作成以降最大だった。1年前より126万人が急増した。来訪客がおらず閉店した食堂従業員、事実上閉店した旅行会社職員などがこれに属する。
文大統領は19日、4・19革命60周年記念式に参加して雇用を守るための「連携と協力」を強調した。文大統領はこの日、記念式で「核心は雇用を守ること」とし「雇用維持のために企業と労働者を助け、小商工人・自営業者の人生を保護しなければならない」と話した。同時に「政府は労使間合意を通じて雇用を維持する企業を優先的に支援する」と述べた。政府は今週、文大統領が主宰する5回目の非常経済会議を開いて雇用対策を集中的に協議する予定だ。雇用対策には旅行・宿泊・公演業の他に特別雇用支援業種を拡大し、雇用維持企業に追加で支援する方針などが盛り込まれるものとみられる。