信念を理由にした兵役拒否、代替服務を初めて認定…「徴兵制崩壊の憂慮」=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.02.25 09:51
宗教でなく「個人的信念」を理由に代替服務を認める最初の事例が出たことを受け、軍内外から懸念の声が出ている。少子化で兵役資源が急減する状況で「良心的兵役拒否」範囲を拡大する場合、徴兵制の維持が難しくなるからだ。昨年の韓国の合計特殊出生率は過去最低の0.84人で、経済協力開発機構(OECD)のうち唯一0人台だった。
兵務庁によると、代替役審査委員会は先月22日に全員会議を開き、非暴力・平和主義の信念を理由に代替服務を要請したA氏(30)に対して代替役編入を認めることにした。A氏は市民団体「戦争のない世界」で活動してきた。