韓国、「雇用時限爆弾」一時休職89万人で過去最悪
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.02.22 08:36
仕事がなくて休職した人が過去最大水準に増えた。新型コロナウイルスの流行が続く場合には失業者に転落する可能性が大きく、今年の雇用市場の「信管」として作用しかねないという懸念が出ている。
統計庁が20日に明らかにしたところによると、昨年の一時休職者は83万7000人だった。前年の40万7000人より2倍以上に増えた。2013年に関連統計を作成し始めてから過去最大だ。昨年の全就業者2690万4000人のうち一時休職者が占める割合は3.1%で、2019年の1.5%の2倍を超えた。今年に入ってからも一時休職者急増傾向は続いている。先月の一時休職者は89万2000人で、1年間で63.4%増加した。一時休職者の割合は同じ期間の2.0%から3.5%に上がった。毎年1月基準ではどちらも過去最大だ。一時休職者はさまざまな事由で一時的に仕事を休む人たちだ。
このように一時休職者が増えたのは新型コロナウイルスにともなう事業不振や操業中断が大きく増えたためと分析される。通常4万~6万人台にとどまった事業不振や操業中断による一時休職者は昨年37万1000人に急増し過去最大を記録した。2019年の4万8000人と比較すると約8倍に増えた。事業不振と操業中断が一時休職事由で占める割合も44.4%で最も多かった。2019年と2018年にはそれぞれ13.8%と12.2%だった。通常は「一時的な病気・事故」と「休暇」にともなう一時休職が最も多いが、昨年だけで異例の事業不振・操業中断にともなう一時休職が大幅に増えた。