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「殴ってこそ実力上がる」…韓国体育界の日常化した暴力、今も続く

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.02.16 14:56
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イ・ジェヨン(左)、イ・ダヨン(右)
「スポーツというもの自体が少し殴ることも必要だと思う。そうしなければ好成績を出すのが難しい」(高校生男子野球選手)。

「先輩もしてきたので自分たちもそれが自然になった。スポーツする人たちは殴られてこそ気合いが入る」(中学生男子アーチェリー選手)。

 
2019年に国家人権委員会が小・中・高校など学生選手6万人を全数調査した当時に出てきたコメントの一部だ。最近、女子プロバレーボール選手のイ・ジェヨン、イ・ダヨン(25)の双子姉妹が過去に犯した校内暴力の暴露をきっかけに、スポーツ選手の暴力の前歴に注目が集まっているが、依然として一線の学校では選手が暴力に露出していて、被害者さえもこれを当然視しているという指摘がある。

人権委が全国の小・中・高校選手6万3211人を対象に人権実態を調査した結果によると、回答者の14.7%(8440人)がコーチや先輩から「身体暴力」を経験している。暴言や脅迫など「言語暴力」も15.7%(9035人)にのぼり、小・中・高校選手のうち小学生の被害事例が最も多かった。身体暴力は学年が上がるほど増える傾向にある。高校生の被害事例が最も多かった。

しかし被害学生の大半は報復を恐れたり、対処方法が分からず、消極的に対応していた。調査によると、身体暴力を受けた学生選手のうち回答者の79.6%(4898人)は被害事実を周囲に知らせなかった。その理由として「報復が怖い」(24.5%)、「対処方法が分からない」(13%)などと答えた。イ・ジェヨン、イ・ダヨンの双子姉妹から暴力を受けた被害者も「10年も過ぎたので忘れて済ませようと思ったが、当時の記憶が思い浮かび、自分を省みてほしいという思いで勇気を出して書く」とし、自分が受けた暴力を最近知らせた。

京畿道(キョンギド)女性家族財団のチョン・ヘウォン研究委員は「学校の運動部では先輩・後輩と共に合宿し、団体生活をする過程で、暴力や統制に順応したり、自身も暴力の加害者の役割をすることになる、いわゆる暴力の社会化過程が形成されやすい」と説明した。実際、人権委が実施した全数調査で、小学生は身体暴力を経験した後の感情を尋ねる質問で、回答者の38.7%(898人)が「もっと頑張らなければいけないと思った」と答えた。こうした結果をめぐり人権委は「日常化した暴力文化の中で、小学生時代からすでに暴力を練習や実力向上のための必要悪と認識している」とし「こうした暴力の内面化は、スポーツ集団内の暴力文化が持続、再生産される悪循環の原因になりかねない」と解釈した。

専門家らは体育界の暴力問題を根絶するためにはエリート中心の体育文化が変わるべきだと指摘した。西江大教育大学院のチョン・ヨンチョル教授は「いくら反倫理的な行動をしても試合の結果が良ければ許され、金メダルを獲得すればすべての免罪符が与えられる、いわゆるエリートスポーツの慣行が過去から現在まで続いている」とし「チームのエースの目を気にする行動、指導者の黙認下での暴力が広い範囲で見られ、いま表れているのは氷山の一角にすぎない」と話した。チョン・ヘウォン研究委員は「学校の運動部は軍隊のような位階と序列、権力と統制、服従の規範が作動する集団的な特性を持ちやすい」とし「安全で差別なくスポーツをしやすい環境をつくるためのコーチの努力が必要であり、これに関する教育法がまともに伝授されなければいけない」と強調した。

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