韓経:韓国にさらに押されれば終わり…日本の造船業界「脱炭素船舶」で勝負
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.02.01 07:59
日本が水素運搬船を開発し二酸化炭素とアンモニア運搬船の商用化作業に着手した。世界で初めて次世代船舶を開発し、韓国と中国に押されている造船受注戦で一気に逆転するという戦略だ。脱炭素時代を控え韓日中の間で未来船舶開発競争がさらに激しくなるだろうとの見通しが出ている。
31日の日本経済新聞によると、日本の造船大手の三菱重工業は世界で初めて二酸化炭素運搬船を開発し2025年に実用化するというビジョンを提示した。系列造船会社の三菱造船が今年から本格開発に入る。二酸化炭素運搬船は発電所と製鉄所などから排出された二酸化炭素を液化ガスに変え貯留設備がある港まで運送する船舶だ。二酸化炭素は液化させる際に圧力調整に失敗すればドライアイスに変質しやすい。三菱重工業はマイナス50度とプラス30度の間で圧力を調節する液化技術を独自に開発する。
今後二酸化炭素を運送する船舶需要が大きく増えるものと専門家らはみている。世界的に二酸化炭素の実質排出量をゼロにする「カーボンニュートラル」の動きが拡散しているためだ。国際エネルギー機関(IEA)は2070年には世界の二酸化炭素排出削減分の15%が二酸化炭素回収・有効利用・貯留(CCUS)過程で達成されると予想した。日本でも二酸化炭素を化学製品や燃料、コンクリートとして加工する実験が活発に行われている。