【社説】前職大統領の赦免、文大統領がはっきりとした立場を表明してほしい
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.01.15 12:03
朴槿恵前大統領に対する裁判の手続きがすべて終了した。大法院(最高裁)は昨日、朴前大統領に懲役20年、罰金180億ウォン(約17億円)を言い渡した原審を確定した。セヌリ党の公認介入の刑量(2年)を加えれば計22年刑に達する。2017年3月に拘束された朴前大統領が刑期を終える場合、満87歳である2039年3月に出所する。
朴前大統領の刑が最終決定されたというのは朴氏が赦免の対象になったという意味でもある。朴氏の拘束以降着実に赦免の主張が出てきたが、刑が確定されていなかったため聞き流された。そうするうちに今年初め、共に民主党の李洛淵(イ・ナギョン)代表が「適切な時期に2人の前職大統領の赦免を文在寅(ムン・ジェイン)大統領に申し立てる考えだった」と明らかにして赦免が再び公論化された。だが、与党支持者が大きく反発すると李代表は「赦免は当事者の反省が重要だ。大法院の判決を待ってみる」と退いた。