韓国政府「いつか実物経済リスク浮上も」…パニックバイ警告
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.01.08 09:31
KOSPI(韓国総合株価指数)が3000、1ビットコインが4000万ウォン(約380万円)まで上がり、「歓呼」ほど「心配」も強まっている。新型コロナウイルスの感染拡大で実物経済は冷え込んでいるが、金融市場だけが過熱しているからだ。金融市場と実物経済の乖離に経済政策当局の悩みも深まっている。
通常、株価の上昇は経済成長の指標と見なされる。しかし今回はそのように見なしがたい。政府の莫大な財政と政策金融支援、低金利基調の中、増えた流動性が実物経済ではなく資産市場に流入し、証券市場を過熱させた側面が大きいからだ。韓国銀行(韓銀)によると、昨年10月の市中の通貨量(M2基準)は3150兆5000億ウォンで過去最大だ。前年比で9.7%も多く、増加幅も記録的だ。