韓国法務長官の辞意ミステリー…自意ではなかった?
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.01.07 09:57
青瓦台(チョンワデ、韓国大統領府)が秋美愛(チュ・ミエ)法務部長官の辞意表明発表から20日が過ぎても公式的に受理したかどうかを明らかにせず、疑問が提起されている。政界と法曹界では、青瓦台の発表とは違い、秋長官は実際には辞表を出していないという話が広まっている。
中央日報の取材を総合すると、政界などでは秋長官が昨年12月16日に尹錫悦(ユン・ソクヨル)検察総長に対する停職2カ月懲戒処分の裁可を受けるために青瓦台に入り、文在寅(ムン・ジェイン)大統領から辞意表明の勧告を受けたという話が出ている。ある法曹界の関係者は「文大統領が面談を終えて出ていく秋長官に春秋館に寄っていくよう話したと、当時の状況をよく知る人から聞いた。しかし秋長官は面談直後に青瓦台をそのまま出て行ったようだ」と話した。春秋館は青瓦台担当記者が常駐するところだ。すなわち、文大統領が秋長官に辞職を勧告しながら自ら辞意表明をするように話したが、秋長官がこれを拒否したという意味と解釈される。