マーティン・ウルフ氏「国家債務が急増した韓・米・EU、お金を刷って負債縮小も」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.01.04 08:20
コロナ事態が1年余りで重大な変曲点を迎えるようだ。今はパンデミック対応策を議論する段階ではない。もう「コロナ以降」の世界経済を眺める時だ。中央日報はユーチューブチャンネルのサムプロTVと共同で先月中旬、世界的な経済評論家、フィナンシャルタイムズ(FT)のマーティン・ウルフ氏にズーム(Zoom)でインタビューした。
ウルフ氏は「デフレーションは心配しなくてもよい」と語った。ウルフ氏は「昨年3月に米国・欧州などの中央銀行が攻撃的に対応していなかったとすればデフレーションを迎えることも考えられた」とし「デフレリスクは非常に低い」という見方を示した。その代わり「緩やかなインフレーションが表れる可能性がある」と予想した。米連邦準備制度理事会(FRB)などが通貨供給量を増やしたからではなく「主要国に表れた高齢化のため労働力の供給が減り、『労働者優位市場』が開かれる可能性のため(雇用市場需給不均衡による賃金上昇)」と述べた。