中国に対抗する日米経済同盟…日本、504億ドルの米国債買った
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.05.18 07:55
米国にとって信頼できるのはやはり日本だけだろうか。新型コロナウイルス以降ぐらついている米国経済の支援軍として日本が静かに動いている。明確な動きは国債買い入れで感知される。日本銀行は15日、日本人投資家が3月に買い入れた米国債と政府保証モーゲージ債の金額が504億ドルに達すると発表した。関連金額を集計し始めた2005年以降で最高水準だ。
新型コロナウイルスによる量的緩和など景気浮揚策により財政赤字が増えて米国債があふれる中で、日本が率先して米国債を買い入れている。これは米国内の一角で「新型コロナウイルスの景気浮揚策の効果は少ないのに財政赤字ばかり増やしている」という要旨の主張を無力化できる。
米国債をめぐる動きには国際政治的意味合いもにじんでいる。米国債保有国1位は中国、2位が日本だ。米中不和が激化する局面で中国が米国に圧力カードとして使えるのが米国債売却だ。実際に中国国際経済交流センターの黄奇帆副理事長は7日、「米国は自国の国債を持つ世界の国に債務償還義務を負っている。米国の信用が先に破産しかねない」と脅しをかけた。この場合、米国が頼れるのは日本だ。