韓経:モデルナが先にラブコール…「韓国を新型コロナウイルスワクチンの生産拠点に」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.12.30 08:17
韓国政府が米国バイオベンチャー企業モデルナと2000万人分の新型コロナウイルスワクチン購入契約を年内に締結する。韓国内の供給時期は来年7-9月期から4-6月期に前倒しになる。
青瓦台(チョンワデ、大統領府)の姜ミン碩(カン・ミンソク)報道官は29日、「文在寅(ムン・ジェイン)大統領とステファン・バンセル最高経営責任者(CEO)は電話で話をし、2000万人分である4000万本のワクチンを購入および供給することで合意した」と明らかにした。
今回の電話は前日午後9時53分から27分間、ビデオ形式で行われた。文大統領が海外民間企業の代表と製品購入に関連して電話をしたのは今回が初めてだ。今回のモデルナとの契約で、韓国政府が確保したワクチンは従来の3600万人分から5600万人分に増えることになった。政府は当初モデルナと来年7-9月期を目標に1000万人分(2000万本)の購入契約を推進してきたが、今回の電話を機に物量を2倍に増やし導入時期も操り上げた。姜報道官は「物量の拡大で購入価格もおさえられる見通し」としながら「モデルナと供給時期を4-6月期にさらに操り上げるために努力することにした」と説明した。