映画『MINARI』、ゴールデングローブ賞外国語映画部門ノミネートに人種差別の批判
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.12.28 08:51
「映画『MINARI』は韓国語を使う移民者に関する映画だ。それでも『MINARI』を『外国映画』と言うことはできない」 24日(現地時間)ベトナム界米国人でありピューリッツァー賞受賞作家、ヴィエト・タン・ウェン氏がワシントンポスト(WP)に寄稿したコラムの見出しだ。ウェン氏は「『MINARI』の監督であるリー・アイザック・チョン(韓国名チョン・イサク)は米国人で、米国人俳優をキャスティングし米国で制作した」とし「これを外国語映画に分類した決定は『外国的』に作るのがいったい何かという問題を強く提起した」と指摘した。
韓国系米国人であるチョン監督が自伝的家族移民史に基づいて書いて演出した映画『MINARI』がアカデミーの前哨戦と呼ばれる来年ゴールデングローブ賞授賞式で作品賞でない外国語映画賞の候補に分類された事実が23日(現地時間)知らされて書いたコラムだ。この授賞式を主管するハリウッド外人記者協会(HFPA)は対話の50%以上が英語でない場合、外国語映画に定める。1980年代アーカンソー州の田舎の韓国移民者家族を描いて主に韓国語を使う『MINARI』はハリウッドスターのブラッド・ピットの映画会社プランBエンターテインメントが制作を手掛けて韓国系米国人である主演俳優スティーヴン・ユァンが共同総括プロデューサーを担当した米国映画であるにもかかわらず、このような規定のせいで外国語映画賞部門に出品するしかなかった。