北朝鮮「金剛山のわれわれ式建設」…韓国側施設の撤去開始か
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.12.21 07:59
キム・ドクフン北朝鮮内閣首相が金剛山(クムガンサン)観光地区開発事業現場を訪ねて「われわれ式で建設する」と明らかにしたと北朝鮮メディアが20日、報じた。金剛山観光地区は金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が昨年10月現場を訪問して「韓国側施設をすべて撤去して独自に開発せよ」と指示した所だ。その後、新型肺炎が発生した後、北朝鮮当局はしばらく金剛山開発に言及しなかったが、来月初め開催される第8回党大会を控えて金剛山撤去のカードを切った。
朝鮮中央通信によると、キム首相は古城港(コソンハン)海岸観光地区、海金剛(ヘグムガン)海岸公園地区、体育文化地区などを視察し「観光地区を金剛山の自然景観に合わせて民族的特性と現代性が結びつけられたわれわれ式で建設することで民族の名山・金剛山が人民のために服務する名山、世の中が羨む文化休養地になるだろう」と予告した。現地で行われた協議会では「世界的水準のホテル、ゴルフ場、スキー場などの設計と施工で主体的な建築思想と建設政策を徹底して実現するための対策が討議された」と通信は伝えた。