韓国政府、アストラゼネカ社とワクチン購入契約…来年ごろ接種(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.12.03 07:17
政府がワクチンの供給契約を締結したと言ってもすぐに接種が始まるわけではない。保健当局が副作用事例などを検討した後、使用を承認する必要がある。ワクチンに適合した特殊冷蔵・冷凍流通ネットワークを構築する必要があり、ワクチン接種後に生じ得る副作用の報告体系なども作らなければならない。このような過程を経れば、実際の接種時期は来年に持ち越されることになる。
チョン・ウンギョン疾病管理庁中央防疫対策本部長は1日、ブリーフィングで「ワクチンの安全性に対する情報がさらに必要な状況なので該当国のワクチン最終許可を見て、それにしたがって高齢者、慢性疾患者に対してどのような効能を見せたのか安全性と効能を考慮したうえで細部的な接種計画を立てる必要がある」と話した。チョン本部長は「現状況ではどのようなワクチンが最終的に効果があるかも分からないため、危険分散の次元でmRNAワクチンであれ、ウイルス伝達体ワクチンであれ多様なワクチンを確保しておいて実際に接種する際はワクチンの種類と対象者をマッチングして優先順位を付ける必要がある」と説明した。