「陣痛が伴われても改革」文大統領、検察に警告
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.12.01 07:15
文在寅(ムン・ジェイン)大統領は30日、青瓦台(チョンワデ、大統領府)首席・補佐官会議で「所属部署や集団の利益でなく共同体の利益を敬う『先公後私』の姿勢で危機を乗り越え、激変の時代を切り開いていくべきだ」と述べた。また「陣痛が伴われて困難を強いられても、改革と革新で古いものと果敢に決別して変化しようとする意志を持ってこそ新しい未来が開かれるだろう」と述べた。
文大統領は24日「尹錫悦(ユン・ソクヨル)検察総長の職務排除」以降、これに関して言及しなかった。この日も秋美愛(チュ・ミエ)法務部長官や尹錫悦検察総長を直接口にしなかった。だが、この日、文大統領は「公職者の心構えからさらに整えるべき時」とし「過去の慣行や文化から抜け出すことができなければ、急変しつつある世界的潮流から落伍するしかない」と述べた。文大統領がその間改革対象に検察を指定した点を考えると、この日「先公後私」「慣行」「落伍」などの発言は秋長官の検察総長職務排除に反発して集団行動に出た検察に向かった迂回的な警告という観測が出ている。