国内でも足りないが…「北にワクチンを分けよう」という韓国統一部長官
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.11.19 14:13
韓国の李仁栄(イ・インヨン)統一部長官が新型コロナウイルス感染症のワクチンが確保されれば北朝鮮と分配するという趣旨の発言をした。李長官のこうした発言は、95%の免疫効果があるというファイザーとモデルナのワクチンを韓国政府が確保できていない状況で出てきたため、否定的な世論が強まっている。
李長官は18日午後、KBS(韓国放送公社)のインタビューで、南北間の新型コロナ防疫協力に関する考えを表した。李長官は「治療薬とワクチンで互いに協力できれば、北としては防疫体系のため経済的な犠牲を甘受する部分から少し抜け出すきっかけになるだろう」とし「不足する時に共に分けることが本当の分け合いだと考える」と述べた。