国際ワクチン研究所長「ワクチン発売に通常5~10年かかるが、新型コロナウイルスは短縮可能」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.04.12 10:44
新しい疾病に対応するワクチンが出るまでは普通5~10年ほどかかるが、新型コロナウイルスワクチンの開発はもう少し早くできるだろうとの見通しが出てきた。このうち新型コロナワクチンの開発を進める中国のある研究所は、12日から2次臨床試験に入ると明らかにした。
香港紙サウスチャイナモーニングポストが11日に伝えたところによると、韓国に本部を置く国際機関、国際ワクチン研究所のジェローム・キム所長は、「ワクチン開発は5年から10年ほどかかる場合が一般的だがすでにパンデミック(世界的大流行)に入り込んだ新型コロナの場合、タイムラインを短縮できるだろう」と話した。
彼はインタビューで、「ワクチンが作られてから最終承認を受けるまでに10億~20億ドルがかかるが、失敗の確率は90%を超える」としてワクチン開発の困難を説明した。だが新型コロナの場合、感染拡大が発表されてから2カ月半で最初の臨床試験が行われたほど速やかにワクチン開発が進んでいるため、もう少し早くワクチンが発売されるかもしれないということだ。