「ファイザーワクチン輸送」で貴重になるドライアイス=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.11.13 13:50
「マイナス70」状態で保管してこそ効能が維持される米ファイザーの新型コロナワクチン。前例のない「超低温ワクチン」接種が近づくにつれて貴重な存在になっているのが「ドライアイス」だ。遺伝物質のmRNAで作られたファイザーのワクチンは温度に敏感であり、超低温状態が維持されなければ効能が消える。このためワクチンを入れて流通する保管容器にはドライアイスが入る。
11日(現地時間)の英テレグラフや英デイリーメールなど海外メディアによると、ドライアイス不足事態でワクチン普及が遅れるかもしれないという憂慮の声も出ている。米ファイザーと独ビオンテックが開発中のコロナワクチンは、来年までに国内外に13億5000万回分が供給される予定だ。ドライアイスで搬送しなければならないワクチンも初めてだが、その規模も大きい。