サムスンディスプレイ、米国でファーウェイ輸出許可…半導体は依然封鎖
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.10.27 15:07
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サムスンディスプレイ牙山(アサン)工場 [写真 サムスンディスプレイ]
サムスンディスプレイが最近、米国から中国ファーウェイ(華為技術)にスマートフォン用ディスプレーパネルを供給できる輸出許可を受けたことが確認された。9月に米国政府がファーウェイに対する高強度制裁に入った後、韓国企業が供給の承認を受けたのは今回が初めて。
ディスプレー業界によると、サムスンディスプレイは最近、米商務省からファーウェイに供給するスマートフォン向け有機発光ダイオード(OLED)ディスプレーのうち一部の品目の輸出許可を受けたという。業界は、ディスプレーパネルはファーウェイがBOEなど中国企業から調達可能な品目であるため米国が許可を出したとみている。
これに先立ちインテルとAMDも、パソコンやサーバーなどに供給される中央処理装置(CPU)を中心にファーウェイへの製品供給許可を受けたと明らかにした。ファーウェイ設計のチップを生産してきた台湾のファウンドリー(半導体委託生産)企業TSMCも最近、一部の製品群の供給を再開したという話が出ている。業界関係者は「米国の制裁の中でも、相対的に非核心品目に対する許可が一部出ている状況」と伝えた。実際、ファーウェイに半導体を供給してきたサムスン電子とSKハイニックスはまだ承認を受けていない。