韓国国籍放棄者の84%は10代…兵役逃れの防止策を立てなければ」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.10.19 08:57
ここ5年間国籍離脱者のほとんどは10代未満で80%以上であることが分かった。これを受け、「国籍法に則って複数国籍者は満18歳まで国籍離脱の申告が可能であるためだが、複数国籍者の国籍放棄制限が緩和されれば兵役を逃れる手段として悪用される恐れがある」という分析が出た。
18日外交統一委員会所属のイ・サンミン議員(共に民主党)が法務部から受けた「二重国籍株現状」によると、2015~2020年複数国籍者1万3433人が韓国国籍を放棄したことが明らかになった。この中で11~20歳が83.7%で最も多かった。続いて0~10歳が10.5%、21~30歳は5.4%が後に続き、31歳以上は0.3%にとどまった。
これを受け、イ議員は「国籍放棄者の中で10代以下が圧倒的に多い理由は国籍法に則って複数国籍者は満18歳まで国籍離脱の申告が可能であるため」と分析した。また「最近、憲法裁判所がこの法案に違憲決定を言い渡し、複数国籍者の国籍放棄制限が緩和されるにつれ、兵役を逃れる手段として悪用される恐れがあるという懸念の声があがっている」とし、「制限を一律的になくすよりは生まれつきの複数国籍者に限って国籍放棄の道を一部開くなど補完策が必要だ」と指摘した。