米国大統領選挙前後、核・ミサイル挑発を行ってきた北朝鮮
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.10.02 09:32
北朝鮮は、米国の大統領選挙の前後に挑発を行って米国の朝野に衝撃を投じ、新政府を相手に交渉における立場を優位にしようという行動を取ってきた。ビル・クリントン大統領が就任したばかりの1993年初めに核拡散防止条約(NPT)脱退を宣言したのがこのような行動の最初の事例だった。
ジョージ・W・ブッシュ氏とアル・ゴア氏が競合していた2000年の大統領選挙当時は北朝鮮の挑発はなかったが、それは当時、米朝対話が活発だったためだった。趙明禄(チョ・ミョンノク)国防委員会第1副委員長(次帥)の訪米があり、オルブライト国務長官の訪朝があった。クリントン大統領の訪朝が推進されていた。ブッシュ氏の当選後も、これといった挑発はなかった。おそらくネオコンが強い姿勢の政策を主導していたため、北朝鮮がむやみに挑発しなかったものと推定される。ブッシュ1期前後の時期が、北朝鮮が挑発しなかった唯一の例外だ。