【社説】免罪符を与えて終わった韓国法務部長官息子事件…誰が認めるか
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.09.29 11:47
秋美愛(チュ・ミエ)法務部長官息子の軍休暇疑惑関係者が嫌疑なしで不起訴処分を受けた。秋氏の息子は正常に休暇延長が許され、秋長官は休暇問題に介入したことがなく、秋長官の前補佐官は休暇延長に対して「請託」でない「問い合わせ」をしたというのが検察の主張だ。秋長官息子が部隊に復帰しなかったことに気付いて電話をかけて帰隊を求めた党職私兵は休暇延長がすでに実行されていることを知らずに誤った措置を取ったというのが結論でもある。
多くの人が予想した通り、結局「免罪符」を与えて捜査が終わった。今後政治家らの子女が軍にいけば補佐官・秘書官が配置、または休暇に関連して軍幹部に何かを言うのは「問い合わせ」になるばかりだ。「休暇延長が可能か」「他の部隊に配置することができるか」などはすべて問い合わせになる。「お願いする」「請託する」と明らかにしてこそ請託禁止法(キム・ヨンナン法)の違反になる。軍幹部に直接電話をかけられる位置にある有力者は今後秘書を通じて軍に送った息子について様々な問い合わせをしてもかまわない。これが検察が確認した基準だ。