社会的距離確保の強化が消費に直撃弾…飲食店・居酒屋のカード使用額31%減=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.09.23 10:34
新型コロナウイルスの感染再拡大で宿泊業や飲食店などの対面サービスが萎縮し、民間消費が回復する速度が予想より遅くなるだろうという韓国銀行の見通しが出された。
韓国銀行は22日、「最近の消費動向点検と今後のリスク要因」と題する報告書を公開した。報告書は「消費心理回復遅延、社会的距離確保(ソーシャルディスタンス)の日常化などにより、宿泊、飲食、芸術、スポーツ、レジャー、教育などのサービス回復が相当期間遅れる可能性が大きい」と診断した。
韓国銀行によると、9月第1週のクレジットカード使用額は前年同期より8.7%減った。特に対面サービス業種ではカード使用額の減少幅が大きかった。飲食店・居酒屋は31.4%減り、スポーツ・レジャーは41%減少した。対面サービス消費は必ずすべき支出ではない裁量的支出の性格が強いため、消費心理や所得不確実性などの影響を大きく受けるというのが韓国銀行の説明だ。実際に1990年代後半の通貨危機や2008年の金融危機などを振り返ると、対面サービスの回復は他のサービス支出と比較して長い時間がかかった。