「特許強国」大韓民国…実情は使い道のない特許乱発
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.09.14 10:59
「船舶62隻が5年間に作り出した流速と流向に関するデータを利用して…」。
昨年、A国立大のB教授が「ビッグデータを利用した○○技術開発」という名目で出した特許の内容だ。この技術は特許登録にいかなる問題もなかったが、他の研究者が船舶の数や研究期間を少し変えて出願すればいくらでも使用できる。特許権侵害にならないということだ。特許権が全く保護されない特許という忠告を受けたが、B教授は「登録さえできればよい」と答えた。B教授にとって重要なのは「特許らしい特許」でなく「登録実績」であるからだ。