韓国コロナ重症患者157人に増加、ソウルの空き病床5床…「限界に」
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2020.09.05 10:53
4日0時基準で韓国国内の新型コロナ重篤・重症患者数は157人と、前日より3人増えた。重篤患者は自分で呼吸ができない状態をいう。ECMO(人工心肺装置)などを使用する。重症患者は自発呼吸は可能だが、肺炎で酸素飽和度が落ち、酸素治療が必要な状態だ。先月19日に12人だった重篤・重症患者は20日間ほどで13倍近く増えた。重症患者は増えたが、治療する病床は限界点に到達した。
この日、ソウル市は「重症患者向けの病床187床のうち182床を使用中」と明らかにした。使用可能病床は2日に10床だったが、一日で半分の5床に減ったのだ。残りの病床5床のうち、人員と装備が確保されて重症患者がすぐに入院できる病床は2床だけという。病床を共同で運営する首都圏の他の地域も重症患者向け病床が不足しているのは同じだ。仁川市(インチョンシ)では1床、京畿道(キョンギド)では3床だけが受け入れ可能な状態だ。