韓国検察「サムスン側は相場操縦など不公正行為、組織的恣行」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.09.02 08:17
検察が論議を招きながらも李在鎔(イ・ジェヨン)サムスン電子副会長などを起訴したのは、2015年のサムスン物産と第一毛織の合併過程全般で広範囲な不法行為があったと見なしたからだ。検察はサムスンの行為を一言で「詐欺的不正取引」と規定した。その背景・目的として目を向けたのは李副会長への安定的な経営権継承だった。
捜査の出発点だったサムスンバイオロジクス(以下、サムスンバイオ)の会計変更は故意的な不正会計と規定された。サムスンバイオが子会社のサムソンバイオエピス(以下、エピス)を2015年12月に従属会社から関係会社に転換し、企業の価値を2900億ウォン(帳簿価格)から4兆8000億ウォン(市場価格)に変更したことに対する判断だ。