韓国外交安保専門家「米中の一方に寄るのは危険…強軍で外交を支えるべき」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.09.01 10:54
米中間の全面的な覇権競争が本格化し、北東アジアで挟まれた状況の韓国は不安だ。19世紀末の衰退する中国と浮上する日本の間にいた状況を連想させたりもする。米国は「対中国封鎖戦略」に韓国の合流を要求し、中国も韓半島(朝鮮半島)の未来を武器で抑制しようとする。2017年のTHAAD(高高度防衛ミサイル)韓国配備に対する報復が代表的な例だ。21世紀の大韓民国は19世紀の大韓帝国と違う。また、違わなければいけない。
ソウル大の全在晟(チョン・ジェソン)政治外交学部教授(55)は「米国と中国が韓国を相手に味方になれと強要するのはお互い役に立たない」とし「第3勢力の韓国は中堅国外交の原則を立てて対応する必要がある」と強調した。容易に振り回されない強国になる独自の富国強兵戦略だ。「原子力潜水艦と軽空母の導入など国防力を高めて外交を支えなければいけない」と方法論も提示した。