<Mr.ミリタリー>米国の冷戦2.0準備と韓半島への影響(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.08.13 10:59
◆韓半島地上戦中心の在韓・在日米軍
ところが北東アジア地域に配置された米陸軍は問題だ。在韓・在日米軍などは第2次韓国戦争が発生する場合、大規模な地上作戦を遂行することに焦点が合わされていると指摘される。このため中国と北朝鮮の多様な挑発に迅速に対応するのが難しい構造という。冷戦2.0対応態勢としては十分でないということだ。しかも在韓・在日米軍は中国と北朝鮮の弾道ミサイルの射程圏にある。平沢(ピョンテク)米軍基地も同じだ。一つの区域にあまりにも多くの兵力が集まっている。米国の立場で平沢基地は海外米軍基地のうち最新で規模も大きいという長所があるが、中国からあまりにも近いのはむしろ短所となる。したがって現在の米軍の配置と構造ではインド太平洋地域で戦略的な問題が生じる可能性があるという。その結果は米国と同盟国にマイナスだ。したがって在韓米軍に対する規模の縮小と戦闘力の分散配置が避けられないとみている。