【社説】「ナヌムの家」の不正は確認されたが…正義連の捜査は全く音沙汰なし
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.08.13 07:01
京畿道広州市(キョンギド・クァンジュシ)にある慰安婦被害者の憩いの場「ナヌムの家」が後援支援金を流用していた疑惑が事実であることが確認された。京畿道官民合同調査団が今月11日に発表した調査結果によると、ナヌムの家側が慰安婦被害者を金儲け手段として利用していたことが明らかになった。
ナヌムの家は各種団体に公文書まで送って5年間で88億ウォン(およそ8億円)の後援支援金を集めた。後援した団体と個人は、辛酸をなめ尽くしてきた被害者の最後の一日一日が少しでも慰労を受けた穏やかなものになるようにと願う気持ちだったにちがいない。だが、法人「ナヌムの家」はこのうち2.3%にすぎない2億ウォンだけしかおばあさんの居住施設に送らなかった。そのお金ですらほとんどが施設運営費に消えていた。残りのお金は法人資産を増やすことに使われた。土地購入や生活館の建て増し、追慕公園造成などに26億ウォンを使っていた。50億ウォン近いお金は療養院建設の名目で備蓄されていたという。