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【噴水台】靴投擲=韓国

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.07.21 11:56
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2010年10月8日、青瓦台(チョンワデ、大統領府)迎賓館の前。黄色いシャツの男が檀上に向かって靴を投げた。黒い洋服の男たちが腕を広げて檀上をかばった。一人の男はカバンをもって靴を防いだ。同時に、青いチョッキの男が靴を投げた人を襲って制圧した。この場面を捉えた写真が通信社を通じて配布された。題名「靴投擲を完ぺきに防御」。状況も、写真も演出だった。1カ月後に開かれるG20首脳会議を控えて警護安全統制団の対テロデモンストレーションだった。仮にも対テロといいながら、爆弾も凶器でもない靴だとは。それも青瓦台警護室まで参加して。

政治的な意思表現として靴を投げるのがあの時代に世界的に流行ていた。政治的な弱者が靴に思いを込めて投げた。靴投擲が初めて注目されたのは2008年12月だ。ジョージ・W・ブッシュ元米大統領がイラクを訪ねた。記者会見場であるイラク記者が自身の靴を脱いでブッシュ元大統領に向かって投げた。模倣投擲が相次いだ。▼2009年2月英国を訪問した中国の温家宝元首相▼3月地方を巡視したイランのマフムード・アフマディーネジャード元大統領▼4月総選挙の遊説に出たインドのマンモハン・シン元首相▼10月講演を行った国際通貨基金(IMF)のドミニク・ストロス=カーン元専務理事▼2010年1月官邸を離れたスーダンのオマル・アル=バシール元大統領▼8月海外歴訪に出たパキスタンのアースィフ・アリー・ザルダーリー元大統領▼9月回顧録のサイン会を行った英国のトニー・ブレア元首相--などが靴に当たり、または当たるところだった。G20首脳会議で靴投擲からの完ぺきな防御が重要なことになった背景だ。

 
靴投擲は相手の名誉を傷つける行為だ。特に、ムスリムは靴を汚くて不正なものとしてとらえる。祈りの前に足を洗い、モスクに入る時靴を脱ぐ。人の一番底辺である靴を投げるのは相手を靴のように考えるという意味だ。靴は検問にかかることもなく、比較的に危険でもない。当たった側は非常に侮辱的だ。一方、欧米では靴投擲をユーモアなパフォーマンスのようにとらえる。ブッシュ元大統領も事件当時「靴を投げたのは自身を表現する方法の一つ」としてイラクの方に過剰対応を控えるように求めた。イラク政府は加害者を厳罰した。

最近、およそ50代の男が文在寅(ムン・ジェイン)大統領に向かって靴を投げた。警察は男に対する逮捕状を申請し、裁判所がこれを棄却した。靴投擲-逮捕状請求-棄却。韓国社会の構成員それぞれが立っているところがちょうどその辺だ。

チャン・ヘス/スポーツチーム長

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