【グローバルアイ】トランプとボルトン、ヤヌスの二つの顔
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.06.26 14:04
古代ローマ神のヤヌスは正反対を見る2つの顔を持つ神だ。門の入口と出口、始まりと終わり、戦争と平和を象徴する。今は不倶戴天の敵だが、米国のドナルド・トランプ大統領とジョン・ボルトン元大統領補佐官(国家安全保障担当)も二つの顔のヤヌスだった。
ボルトン氏の回顧録『それが起きた部屋:ホワイトハウス回想録』を読んで驚いたのは、彼が誰も認めないという点でトランプととても似ていたという点だった。最初のページから「言論が崇拝するジェームズ・マティス元国防長官を含むいわゆる『大人たちの軸」は大統領の管理に失敗し、自分の実利を取るだけで大統領の目標を公開無視した」と書いた。自分だけが愛国者だ。ボルトン氏が戦争狂であっても、今年新年早々、イラン軍部ナンバー2のガセム・ソレイマニ司令官を爆死したのはボルトン氏と袂を分かった後のトランプだ。