韓国統一部、爆破直前まで対北朝鮮ビラ阻止に没頭
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.06.17 11:11
青瓦台(チョンワデ、韓国大統領府)は北朝鮮が開城(ケソン)南北共同連絡事務所を爆破してから136分後の16日午後5時5分、鄭義溶(チョン・ウィヨン)安保室長が緊急国家安全保障会議(NSC)を開いた。1時間ほどの会議の末に出した立場は、文在寅(ムン・ジェイン)政権ではいつよりも強硬なものだった。「強い遺憾」表明と「強力な対応」警告だ。
キム・ユグンNSC事務処長は午後6時30分の会見で「政府は今日、北側が南北共同連絡事務所の建物を一方的に爆破したことについて強い遺憾を表明する」と述べた。「政府はこれによって発生するあらゆる事態の責任が全面的に北側にあることを明確にする」と強調した。続いて「北側が状況を悪化させる措置を取る場合、我々はそれに強力に対応すると厳重に警告する」と述べた。金処長は語尾を名詞形にする軍隊式の発表文をそのまま読み上げたが、青瓦台が今回の事態を厳重に見ていることを表す意図があると解釈される。