韓国、日本製ステンレス厚板に反ダンピング課税３年延長
ⓒ 中央日報日本語版2020.06.16 11:32
韓国の企画財政部は１５日、「日本製ステンレススチール厚板に対するダンピング防止関税賦課に関する規則制定案」を立法予告し、来月３日までに意見を聴くことにした。
規則制定案には日本製ステンレススチール厚板に対して今後３年間１３．１７％の反ダンピング関税を賦課するという内容がある。ステンレススチール厚板は石油化学、造船、鋼管、発電、半導体工場などで使用される産業用原材料。
韓国は２０１１年４月から日本製ステンレススチール厚板に対して反ダンピング関税をかけてきたが、当初計画した５年間の課税期間が終わった２０１６年にはこれを３年間延長した。昨年１２月に３年延長期間も終了すると、政府は論議の末、これを３年間さらに延長することを決定した。
韓国政府は立法予告で「再審査の結果、該当物品のダンピング輸入とこれによる国内産業の被害が持続または再発するおそれがあると判断される」と延長の理由を明らかにした。