北朝鮮の「敵対事業」1号、金剛山施設爆破・軍事合意破棄の可能性
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.06.10 07:51
北朝鮮が9日、南北間の通信ラインを全面遮断し、後続の対南措置を予告した。朝鮮中央通信はこの日、金与正(キム・ヨジョン)第1副部長と金英哲(キム・ヨンチョル)党副委員長が「段階的敵対事業計画を審議した」と明らかにした。これは段階を高めた報復措置が続くという通知と変わらない。
北朝鮮が言う段階的敵対事業の輪郭は、金与正第1副部長が4日の談話で表した。金第1副部長は「金剛山(クムガンサン)観光の廃止に続き、使い道もなく捨てられている開城(ケソン)工業地区の完全撤去になるか、あっても騒がしいだけの南北共同連絡事務所の閉鎖になるか、あってもなくても同じような南北軍事合意の破棄になるか、とにかく強く覚悟しておくべきだろう」と脅迫した。統一戦線部の報道官も5日の談話で「最初の順序として、役割も果たさず開城工業地区に入っている南北共同連絡事務所から撤廃し、すでに示唆したいくつかの措置も取っていく」と予告した。