「外資系企業80%急減」 韓国ヘッドハンティング市場が干上がった(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.05.25 10:43
韓国コスダック(KOSDAQ)上場企業のA社は今年初めにマーケティング人材2~3人を補充しようとしていた計画を無期限で先送りした。同社の全職員は80人ほどだ。競争会社よりは良いほうだが、1-3月期の実績が期待に達しなかったうえに、新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)の余波で下半期の見通しも不透明となり、ひとまず採用プロセスをストップした。今年1-6月期の在宅勤務の経験も「敢えて人を選ぶべきなのか」と根本的に問問い直す原因になった。同社関係者は「実績も実績だが、会社全体的に人材運用の効率性を再点検しなければならない時点が来たのではないかという内部の共感が大きかった」と伝えた。
大卒新入公採はもちろん、経歴職の採用市場が凍りついている。新型コロナによる実績不振や在宅勤務経験などにより、人材効率性を再点検してみようという認識などが原因となった。24日、ヘッドハンティング業界によると、最近、市場では「外資系企業は20%以下、国内企業は50%以下」という言葉が定説として受け入れられているという。昨年と比較すると、経歴職求職依頼が外資系は80%、国内企業は50%減少したという意味だ。外資系企業が経歴職の採用を手控えているのは、本社のある欧州や米国の新型コロナ打撃が韓国よりもはるかに大きいことが原因とみられる。