韓国、遊興施設に営業自粛命令…「クラブ発」コロナ再拡大に緊張
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2020.05.09 09:13
韓国の中央災難安全対策本部が8日、17市・道と行政安全部、食品医薬品安全処の間でテレビ会議を開き、同日午後8時から1カ月間(5月8日-6月7日)全国のクラブや酒場など遊興施設に営業自粛を勧告する行政命令を発動することにしたと明らかにした。クラブ発の新型コロナウイルス集団感染が発生したからだ。
6日に陽性が判明した20代の男性A(29、龍仁市居住)と関連する感染者はこの日まで計15人が確認された。Aは2日、ソウル梨泰院(イテウォン)のクラブや酒場など5カ所を訪れたことが確認され、防疫当局が接触者を追跡している。
今回の命令は4月20日から5月5日までの緩和された社会的距離期間に大衆利用施設に出された行政命令と同じ。ただ、当時よりも業者が守るべき指針を一部強化した。▼マスクの着用▼防疫管理者の指定▼入場時の身分証確認--などを遵守事項に追加した。該当施設は従事者を対象に一日に体温などを2度測り、台帳を作成しなければいけない。症状がある従事者は直ちに退勤させる。防疫管理者を指定して出入者名簿に姓名と電話番号を記載し、必ず身分証の確認をする。