【社説】対症的な後手防疫、このままではいけない=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.04.09 13:30
ソウル市が昨日、慌ててルームサロンやナイトクラブなど442店舗に対する営業中止命令を出した。ソウル江南(カンナム)の店の従業員1人が新型コロナ陽性判定を受けたことが伝えられ、強硬措置を取ったのだ。後手の対処であり、原則も一貫性もない。
大半の国民が自発的に社会的距離を守り、日常生活の不便に耐えている中、この感染者と接触した人が118人にのぼるなどルームサロンが依然として盛業中だったという事実にまず驚く。密閉された室内空間で集団感染が強く懸念されるが、他人に対する配慮なく店を出入りした人は道徳的に批判を受けるしかない。その一方では、政府と自治体が目の前の防疫の穴を放置しながらただ幸運を望み、感染者が出てきてから対応する原則のない防疫をいつまで続けるつもりなのか問わざるを得ない。