文大統領の南北協力「加速」発表を受けて米国「非核化と歩調を」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.04.29 07:26
韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領が4・27板門店(パンムンジョム)宣言2周年を迎えて「韓半島(朝鮮半島)の運命の主人はわれわれ」とし、南北協力に速度を出すと明らかにした翌日の28日、外交部は李度勲(イ・ドフン)韓半島平和交渉本部長とスティーブン・ビーガン米国国務省副長官兼北朝鮮特別代表の電話会談について伝えた。北核問題で両国が引き続き疎通している点を評価し、今後も緊密に協調していくことを確認した。
このようにいち早く韓米の「共助」の強調に動いたのは、韓国の速度戦が一歩間違えば同盟の亀裂とも映りかねないという懸念を意識した措置だとみることができる。今回の電話会談は事前に調整されたもので、韓国が要請したという。このような懸念が出てくるほど、文大統領のメッセージは特に北朝鮮制裁に対する認識の側面で以前とは違った。文大統領は1月14日の新年記者会見で「米朝対話を眺めてばかりいずに、南北関係を発展させなければならない」としつつも「北朝鮮制裁の一部例外のために必要な国際的支持」に言及し、制裁の枠組み内での関係改善に重きを置いた。