「水にもコロナ陽性」 米CDC、不良キットで74年の名声に泥
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.04.20 10:28
エイズやエボラの時は世界最高の防疫機構という名を馳せた米国疾病予防管理センター(CDC)はなぜ新型コロナ事態では失敗したのだろうか。CDCが1月末に作った診断キットの不良で6週間検査ができなくなったためだ。これを受け、米国は1月31日真っ先に中国人の入国を封じ込めたが、自国民の感染者を早期に識別・隔離して拡散を抑制することに失敗した。
ワシントンポストとニューヨークタイムズは18日「CDC本部研究所で防疫服もまともに着替えずにコロナウイルスの養成サンプルがある同じ場所で汚染された診断キットを作った」という米食品医薬品局(FDA)の調査結果を報じた。汚染された診断キットは、水にも陽性反応を見せた。ステファニー・カッコモFDA報道官はこの日、声明で「CDCは自己製造基準に合致する検査装備を生産しなかった」と明らかにした。
2つの新聞によると、CDCは1月中国から入手した新型コロナウイルスの遺伝子情報によりジョージア州アトランタ本部研究所3カ所で診断キットを製造した。医療検査装備を監督するFDAの調査で民間企業の製造施設にも至らない専門性の不足と粗末なCDCの製造実態がそのまま明るみに出た。