ギャラクシーS20の屈辱…サムスンのスマホ「売り上げ100兆ウォン・営業利益10兆ウォン時代」終わるか
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.04.13 19:56
サムスン電子が年初に発売した「ギャラクシーS20」シリーズの販売が振るわない。サムスン周辺では歴代のギャラクシーSのうち最悪の成績を出すのではないかとの懸念が出ている。実際に年間販売台数が3500万台程度だったこれまでの製品と違い、S20は2000万台にとどまるだろうという分析まで出ている。サムスン電子でスマートフォンを担当するIM(IT・モバイル)部門もパニックになった。このままでは2012年以降維持してきたスマホ事業の「売り上げ100兆ウォン・営業利益10兆ウォン」が崩れかねないという危機意識のためだ。S20の販売不振は新型コロナウイルスが最大の原因に挙げられるが、サムスンのスマホ事業の根本的な競争力低下を指摘する声も多い。
◇ギャラクシーS20販売台数4000万台から2000万台に急修正
NH投資証券など証券業界は13日、「今年のS20販売台数は2000万台水準にとどまるだろう」と予想した。3月初めには3500万台以上を予想していた他の証券会社も相次いで見通しを下方修正している。これは先月6日の発売当時の見通しとは異なる状況だ。カウンターポイントリサーチは当時「S20の4000万台販売」を予想し、サムスン電子の盧泰文(ノ・テムン)無線事業部長(社長)は「S20が前作より良い成果を出すことを期待する」と自信を見せた。ギャラクシーシリーズのうち、S7は4850万台、S8は3750万台、S9は3200万台、S10は3700万台売れた。