サムスン・スマートフォン、「新型コロナ阻止ライン」のベトナム突破懸念し緊張
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.03.09 16:56
静かだったベトナムで新型コロナウイルス感染症の確定者が再び出てきたことから、韓国のスマートフォン業界で不安が高まっている。韓国のスマートフォンメーカーの生産拠点がベトナムに集中しているためだ。
8日、現地メディアなど外信によると、先月13日以降、新型コロナウイルス感染者が出ていなかったベトナムで、イタリアと韓国大邱(テグ)を旅行した感染者が相次いだ。この日まで、ベトナムの新型コロナウイルス感染者は21人だ。先月29日から韓国国民の15日間のビザ免除入国を一時的に停止した状態だ。
現在、サムスン電子は年間スマートフォンの生産量の約半数の1億5000万台をベトナムで生産している。LGエレクトロニクスも昨年、国内のスマートフォン工場をベトナムに移転した。ベトナムに新型コロナウイルスが拡散すれば、スマートフォンの生産に支障をきたしかねないということだ。業界関係者は「ベトナムの新型コロナウイルス拡散は想像すらしたくないシナリオ」とし「サムスンとLGだけでなく、関連業界がひどい危機に直面することになるだろう」と述べた。