【コラム】新型肺炎ワクチン、多国籍製薬会社はなぜためらうのか=韓国(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.03.12 12:05
米国の調査報道記者であり作家であるジェラルド・ポスナーは最近ニューヨークタイムズに「大手製薬会社がワクチン開発の障害になりかねない」というコラムを載せてこのように主張した。
「1976年に新型インフルエンザが流行した時だ。大手製薬会社が米国政府にワクチン供給条件を出した。副作用が生じたら政府が100%賠償し、適正利潤を保障しろというものだった。政府はひとまず受け入れ、後にワクチンの副作用で1億ドルを賠償した。萎縮した政府は2009年の新型インフルエンザの時はワクチンの普及に乗り出さなかった。それによって米国人1万2649人が死亡した。今回研究室で新型肺炎ワクチンを開発しても大量生産は大手製薬会社がしなければならない。新型肺炎は大手製薬会社が多くの命を助けるのに協力するのかテストする場になるだろう」。