韓国、小中高のオンライン授業初日、通信障害などの混乱が現実に
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.04.09 16:59
小中高校のオンライン授業が始まった9日、「EBS(韓国教育放送公社)オンラインクラス」が一時アクセスできなくなるなど懸念していた混乱が現実になり、通信会社が非常事態に陥った。EBSオンラインクラスは同日午前10時30分頃、「現在、利用者の増加により小学校、中学校のオンラインクラスへのアクセスが遅延している」とし「しばらくしてから改めて利用してほしい」というお知らせを掲載した。EBSと業界は「通信ネットワークの問題ではなく、内部システムのエラー」と説明したが、6日と7日にも接続遅延や教材が消える事故が発生し、生徒と保護者の不満を買った。
オンライン授業の開始と同時にサイトへの接続遅延、通信障害などが発生し、移動通信会社など関連業界もサーバーを増やすなどの対策に腐心した。全国の小中高校生は約600万人で、この人数が同時にインターネットに接続すれば短い時間にトラフィックが集中するボトルネックが発生することになる。また、全国単位で継続的にトラフィックが発生するため、サーバーに過負荷を引き起こす可能性がある。
特に小中高校は教師がEBSのコンテンツを利用して講義ができるように支援する学習管理システム「EBSオンラインクラス」に同時にアクセスするため、サーバーに負荷がかかるほかない。これにより、教育部は「EBSオンラインクラスに300万人が同時にアクセスできるようにサーバーを増設した」と明らかにした。