秋信守（チュ・シンス、３７、テキサス・レンジャーズ）が新型コロナウイルス感染拡大の影響で苦労しているマイナーリーグ選手のために金銭的な支援をする。

ＡＰ通信は２日（日本時間）、「秋信守が所属チームのテキサス・レンジャーズの傘下マイナーリーグ選手１９１人全員に１人あたり１０００ドル（約１１万円）の生計資金を支援する」と伝えた。総額で１９万ドルとなり、少なくない金額だ。

新型コロナの影響でメジャーリーグ（ＭＬＢ）はシーズンの開幕が遅れている。マイナーリーグ選手の生計も厳しくなっている。ＭＬＢ事務局はマイナーリーグ選手に毎週４００ドル（４９万ウォン）の特別手当を給付することにした。しかし生活に余裕がない多数の選手が生計を心配して副業を探している。このため秋信守は先月、スプリングキャンプが中断した後から、マイナーリーグの選手を支援することを妻のハ・ウォンミさんと相談してきた。

秋信守は「私もマイナーリーグに７年間いたが、金銭面で非常にきつかった。今のマイナー選手は当時より環境が良くなったとはいえ依然として厳しい状況」とし「今は自分が支援する時だ。苦しみながらスポーツをする選手たちを支援するのは良いこと」と話した。

秋信守は２０１４年にテキサスと７年（２０１４－２０シーズン）総額１億３０００万ドルで契約した。秋信守は今年、テキサスの選手の中で最も多くの年俸（２１００万ドル）を受ける。